柾目(まさめ)とは
丸太の中心に向かって挽いた時に、年輪の模様が平行できれいな縦縞模様になっていること。
きれいな縦縞模様になっているので、「床の間」や「天井」「鴨居」「長押」「敷居」などの仕上げによく用いられます。
一方丸太の中心を通らず切断したときにできる木目を「板目」といいます。
「板目」よりも歩留まりが悪くコストが高くなりますが、反りや収縮などの狂いが少ない木材です。
柾目の縦縞模様
板目の模様
柾目と板目のメリットとデメリット
1.柾目のメリットとデメリット
メリット
・真っ直ぐにきれいに流れる平行の木目でインテリアをスッキリとした印象になる。
・収縮や反りが小さく、狂いが少ない木材。
デメリット
・丸太の中心を通るようにして切断するときにだけできる木目なので、柾目の木材は板目に比べてとれる量が少ない。
・価格も板目より高価。
2.板目のメリットとデメリット
メリット
・価格が柾目と比べると比較的安い。
・木目がランダムな模様をしているので、木材の存在感や木の柔らかさを感じさせてくれる仕上げになる。
デメリット
・柾目に比べると、収縮や反りが生じてしまいやすい。
・木材をしっかり乾燥させたりする加工が必要。
リカコの豆知識
木目が違っていてもそれほど関係ないと思ってしまいがちだけど
木目が違えば木材の性質も異なり、それは1つの模様として意外にインテリアの印象に大きく影響してくるのよ。