もう家具とかカーテンとかの準備は万全かしら?
おしゃれな家具を買うことばかりに気を取られてて、カーテンのことすっかり忘れてた!
今回は
「カーテンの種類や選び方のポイント」
についてご紹介していきますね
1. カーテンの種類や選び方のポイントと実例
インテリア業界では、窓につける装飾全般のことを「ウインドウトリートメント」といいます。
まずは、ウインドウトリートメントを種類別にご紹介します。
①カーテン(ダブルカーテン)
一般的に家庭についているのは「レース」と「厚手のドレープカーテン」の2枚組み合わせでいるものが多いのですが、
それを「ダブルカーテン」といいます。
いわゆる一番オーソドックスなカーテンですね。
この画像では、ソファーや小物に「ブルー系」が多く用いられているので、
存在感のあるドレープカーテンを「ネイビー」にしています。
ドレープカーテンの色とインテリアの色とのコーディネートを意識するのが
1つのポイントです。
ーカーテンを選ぶ時のポイントー
*寸法は測ってあるものとします
・インテリアの色味と合わせる
・全体的に単色のインテリアの場合は、アクセントでカーテンに色を付けてみてもOK
・遮音性や遮光性・断熱性を部屋の用途に合わせて選ぶ
インテリア上級編として
レースとドレープカーテンの掛け位置を逆にするパターンもあります。
暗くなってカーテンを閉めたときに
お洒落なレースの模様を室内からも見たいときに有効です。
ーカーテンの実例集ー
ベージュ系
こちらは窓と天井の間くらいにカーテンレールを設置しています。
カーテンの柄と絵画との組み合わせが合っていますね。
全体的に白い内装色に
ベージュのソファーと合わせてたベージュのカーテンに。
この画像のようにカーテンボックスという装飾でカーテンレールを隠すという方法もあります。
こんな半円の形をした部屋にもカーテンをつけることができます。
ラグマットやクッションカバーと合っていますね。
全体的にホワイトで統一されているインテリアに
レースとドレープカーテンをベージュでコーディネート
ブラウン系
縦ボーダーの壁紙とソファーの色との相性がいいですね。
ブラウン系は部屋全体的に落ち着いた雰囲気にしてくれます。
こちらはドレープカーテンを窓の片方だけに収めるようにしてありますね。
通常は窓の両側に収める場合が多いですが
家具等に干渉する場合は、このように片方に寄せて収める場合もあります。
グレー系
こちらはドレープカーテンとレースカーテンの間のような少し透けた薄いグレーのカーテンだけを設置しています。
外からの視線があまり気にならない場所などに利用していただけます。
こちらもレースカーテンのみを使っています。
グレーとホワイトの2色のカーテンを前後のレールに掛けて交互に配置していますね。
このままでも、グレーのカーテンだけを閉めても
インテリア上級者向けのオシャレな掛け方です。
こちらも透け感のあるドレープカーテンとの組み合わせです。
朝日で目覚めたい方にぴったりですね。
こちらもレース同士のカーテンを掛けています。
エレガントな雰囲気になりますね。
薄いグレーのカーテンを天井から掛けたイメージです。
天井から下げるか
窓上からか
その中間か
で、ぐっと雰囲気が変わってきます。
そして、カーテンの生地の量も変わるので、値段も変わってくるのよ。
天井から少し壁を落として、カーテンレールを隠す工夫をしています。
こちらはドレープカーテンのみを掛けています。
モダンな雰囲気の部屋に合っていますね。
濃いグレーのカーテンが
ホワイト系のインテリアと相性がいいですね。
ブルー系
ブルーとグレーのカーテンを
吹き抜けの天井から掛けているのでダイナミックでゴージャスな雰囲気になりますね。
壁紙やソファーのブルーと合わせて
カーテンをネイビーのブルー系で統一されていますね。
ゴールド系のカーテンレールを使うことで
ゴージャス感がアップしています。
ホワイト地にネイビーの模様カーテンが
グリーンの壁によく映えています。
この画像のように
カーテンと同じ生地でBOXを作ることで
レールを隠すこともできるし、ゴージャス感もUPします。
グリーン系
モスグリーンの色のカーテンを掛けています。
この画像のレールは「ローレット」といって
カーテンレールより太く、両端には飾りが施されていて存在感のあるレールです。
鮮やかな黄緑色のカーテンで部屋が明るくなりますね。
左の縦長の窓には、カーテンと同じ生地でシェードにして、スッキリ感を演出しています。
イエロー系
薄いイエローのレースのカーテンです。
部屋がさらに明るくなりますね。
イエロー系のカーテンでも落ち着いた雰囲気になる見本ですね。
レッド系
ボルドー色のカーテンとブラックレールとの相性がいいですね。
レッド系の小物を取り入れると、インテリアの統一感がUPしますね。
透け感のあるレッド系のカーテンと
暖炉やアンティークの家具との相性がいいですね。
②ロールスクリーン
「ロールスクリーン」は巻き上げて収納できるので窓廻りがスッキリします。
レースが不要な開口部、窓幅が広くない開口部に多く用いられます。
「ロールスクリーン」は窓の目隠しだけでなく
間仕切りとしても利用することができます。
建具では枠や建具の収まりが必要になります。
その点「ロールスクリーン」は天井があればどこにでも取り付けることが可能です。
普段は開放的にしておきたいけど、
来客時などで、隠したいときに「サッ」と隠すことができるので大変便利です。
収納部の目隠しにも
ーロールスクリーンを選ぶ時のポイントー
*寸法は測ってあるものとします
・インテリアの色味と合わせる
・幅が広い開口部には、2つ以上並べて設置することができる
・仕切りで利用したいときは、厚手の物がおススメ
インテリア上級編として
ロール部分だけを「垂れ壁」なので隠すと
さらにスッキリさせることができます。
ーロールスクリーンの実例集ー
クロスのグレーと合わせた淡いグレーのロールスクリーンです。
幅の狭い開口部に設置して、カーテンと併用しているイメージです。
幅の広い開口部に、2つロールスクリーンを設置しています。
上部の目線隠しだけで良い場合にもロールスクリーンは適していますね。
階段の登り口に設けたイメージです。
ロールスクリーンは間仕切りの役割だけでなく、
エアコン使用時の冷房や暖房の空気の流れを
止める役割もしてくれます。
③シェード
「シェード」は生地を巻き上げて水平にたたみながら上下に昇降させて開閉します。
ロールスクリーンと似ていますが
巻くか畳むかという違いです。
生地を畳むので、厚手の生地より薄手の生地が多いのが特徴です。
ですので、ロールスクリーンのように間仕切りにはあまり適していませんが
開口部には、ロールスクリーンよりシェードを利用することが増えてきています。
ーシェードを選ぶ時のポイントー
*寸法は測ってあるものとします
・インテリアの色味と合わせる
・幅が広い開口部には、2つ以上並べて設置することができる
・生地が薄手なので、遮光性が不要な場所におすすめ
ーシェードの実例集ー
丸いお部屋にある縦長が連なる窓には
シェードがぴったりです。
こちらは小窓1つ1つではなく
3つの窓一緒に1つのシェードを取り付けた実例です。
こちらも連なる小窓にシェードを設けています。
こちらはコーナーに設けた窓にシェードを取り付けています。
こちらもコーナーに設けた窓にシェードを取り付けています。
小窓1つ1つシェードを設けたイメージです。
カーテンとの併用ですが、同じ素材で合わせると
インテリアの統一感がでますね。
レースの代わりになるようなレース風シェードです。
カーテンだとカーテンを開けたあとにたまりができるので、
小スペースの空間にはシェードがおススメです。
北欧系のインテリアにもシェードはおススメですね。
床から天井まである縦長の小窓にも
シェードはおススメです。
④ブラインド
「ブラインド」はたくさんの羽根が組み合わさって、上下に畳んだり羽根の角度を変えたりして、採光や外からの視線を調整したりできます。
画像の場合は、羽根が横長の「横型ブラインド」になります。
「ブラインド」は羽根の材質によって、インテリアの雰囲気がガラッと変わります。
木製にすると「ウッドブラインド」に
アルミ製にするとモダンでシャープな印象になります。
樹脂製のものは、浴室系などの水回りなどにおススメです。
ーブラインドを選ぶ時のポイントー
*寸法は測ってあるものとします
・インテリアのテイストや部屋の用途によって、羽根の材質を選択する
・幅が広い開口部には、2つ以上並べて設置することができる
・頻繁に開閉せず、人の出入りが激しくない開口部におススメ
・カーテンやシェードなどの布素材では、汚れたり水に濡れてしまう箇所におススメ
・羽根の幅の太い、細いで印象が変わる
ーブラインドの実例集ー
マンションの高層階でバルコニーのない窓だと
頻繁に開閉しないので、ブラインドがおススメですね。
ブラインドをホワイトにして、シンプルなインテリアに。
こちらもホワイトのブラインドを閉じたイメージです。
ウッドブラインドを小窓に設けたイメージです。
羽根を木製にすると、温かみが増しますね。
キッチンの窓にブラインドを設けたイメージです。
ブラインドの羽根は布ではないので、汚れても掃除がしやすいのも特徴です。
水にぬれても平気なブラインドなら、浴室におススメです。
オフィスのように
部屋と部屋の間仕切り(壁)をガラスにし、
ブラインドを設けて開閉することで
隣の部屋から採光を確保するという方法もあります。
⑤バーチカルブラインド
羽根が横長の「横型ブラインド」と違って
羽根を垂直にした「縦型ブラインド」のことを
「バーチカルブラインド」といいます。
横長のブラインドとは用途が変わり
人の出入りが頻繁な大きな掃き出し窓に利用されることが多いです。
採光や外からの視線は、横長のブラインドと同じように羽根を開いたり閉じたりして調整します。
ーバーチカルブラインドを選ぶ時のポイントー
*寸法は測ってあるものとします
・部屋の用途によって、遮光性のあるものや透過性のあるものが選択可能
・羽根を畳むときは、片側に寄せるか、両端に寄せるか選択できる
・人の出入りがある大きな開口部におススメ
・取付位置を天井までにするか、窓上の高さにするかで印象が変わる
・羽根の幅の細い太いで印象が変わる
ーバーチカルブラインドの実例集ー
ホワイトのバーチカルブラインドを設けたイメージです。
2間分(3m60cm)ほどのある開口部でも
1つのブラインドで開閉が可能です。
ブラインドの高さは、天井の高さにも
画像にあるような窓の上の高さにも
取り付け位置を変更することで、印象も変わってきます。
縦長の羽根の幅も色々選択できるので
細かくしたり、太くしたりで印象も変わってきます。
羽根の長さも変えると印象が変わりますね。
2.まとめ
これまでたくさんウィンドウトリートメントの特徴などをご紹介してきました。
ここでウィンドウトリートメントの効果などをまとめたいと思います。
・採光の調整ができる
・視線を調整できる
・直射日光を防いだり、冷暖房の効きをよくする
・防音効果のあるものもある
・インテリアとして、部屋の雰囲気を様々に演出してくれる
家づくりではたくさん決めることがあって大変ですが
カーテンやブラインドなども家具と同じく、なかなか買い替えない代物です。
用途やインテリア、予算に合わせて楽しくこだわって選んでください!