ユニバーサルデザイン(ゆにばーさるでざいん)とは
年齢、性別、能力、障害、言語、文化などの区別がなく、すべてのひとが利用しやすいように製品や建物をデザインすること。
1974年、アメリカのメースによって提唱されました。
「ユニバーサル」とは「一般的に」「普遍的に」すべてのものに共通しているさま、という意味があります。
「障壁」をなくすなら、最初から障壁のない商品や環境を作ることを当たり前にしようとする考え方です。
アメリカのロナルド・メイス氏によって明確にされ、以下の7つの原則が提唱されています。
1.誰にでも公平に利用できること
2.使う上で自由度が高いこと
3.使い方が簡単ですぐに理解できること
4.必要な情報がすぐに理解できること
5.間違えても危険につながらないデザインであること
6.無理な姿勢をとることなく、少ない力で楽に使用できること
7.アクセスしやすいスペースと大きさを確保すること
バリアフリーという概念は、バリア(障害)があることを前提とし、それを取り除くことを前提としていますが、ユニバーサルデザインは、はじめからそのバリア(障害)を作らずに設計していこうという概念なのです。
リカコの豆知識
身近なものでいえば、文房具や家電などがありますが、公共の乗り物やトイレ、駅などにも「ユニバーサルデザイン」されたものをたくさんみつけることができます。
家でいえば、照明をつけたり消したりする「ワイドスイッチ」もそうですね。