「第3種換気」とは?第3種換気のメリットとデメリット

用語集

第3種換気(だいさんしゅかんき)とは?

給気は自然給気で、排気はファンを使って強制換気するタイプの換気方式です。

 

単純に第2種換気の真逆の方法をとっている方式です。

極寒の北海道やスウェーデンも9割以上はこの方式が採用されています。

ただ、この方式で計画通りの換気を実現するためには、少なくとも隙間相当面積2㎠/2㎡以下の気密性能が必要です。

 

 

第3種換気のメリット

第3種換気のメリットとは、ファンの駆動エネルギーが小さく他の方式と比べて電気代が安く済みます。

また換気機器もシンプルな構造なもなので安価で済みます。

排気を強制的に行うため、壁体内(断熱層)に室内の水蒸気が侵入しにくくなるというメリットもあります。

 

 

 

第3種換気のデメリット

第3種換気のデメリットとしては、給気は自然に外気を取り込むので、外気温の低い冬などは給気口から冷たい空気が流れ込んでしまうために、外気温への影響が大きく暖房費の増大につながるということが挙げられます。

第3種換気は家の空気を排出させる仕組みのため、気密性が高くなければ期待効果が低くなるので、導入を決める前にQ値:キューチ(熱損失係数)の計測をお勧めします。

 

 

 

 

 

 

リカコの豆知識

他の換気については以下をご覧ください。

第1種換気

第2種換気

 

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました